人間で言えば思春期の時期。「噛み癖」を治すなら今!
もくじ
猫が自立してくる頃
生後間もなく猫を飼い始めた方は、小さいころから家の中で育ち、確りテリトリーが確立されていてとても安心できる、落ち着ける環境と感じていると思います。
ある程度の時間、飼い主様と離れても落ち着ける家の中であればストレスなく、飼い主様の帰りを待つことができるようになる時期と言われております。
お水、ご飯、トイレ等確り準備をすれば、一日程であればお留守番が可能となる頃ですので、猫の様子を伺いつつ試してみて下さい。
また、夏場や冬場は特に部屋の温度管理は確り行いましょう。停電等によりエアコンが止まってしまった場合についても、今はWifi環境があれば遠隔で操作も可能ですので、備えておくと良いかと思います。
猫の「噛み癖」が増えてませんか
もともと猫は狩猟動物。動くもの、興味があるものに「噛みつく」事は生まれ持った性質ですが、生後3か月~6カ月頃は歯の入れ替わりがあります。
抜けた歯は飲み込んでしまうことが多いので、抜けた歯を見ることはあまり無いかと思います。
歯の入れ替わり時期は、歯茎が痒く感じる猫も多く、痒みを和らげるためにより色々な物を噛みたくなるのは当然といえば当然です。
手を噛まれた場合は、いつも噛んで遊んでいるお気に入りのおもちゃにすり替えたり、猫じゃらし等で、別のところに興味を持つよう誘導してみて下さい。
生後2か月~3か月頃まで兄弟と一緒に育ってきた猫の場合は「甘噛み」の強さを学習しますが、単独で育ってきた猫の場合は「甘噛み」の強さがわからず、噛まれたときに血が出るほど噛んでしまう場合があります。
今後の為にも今の内にしつけしておきましょう。
では噛まれた時の行動としては反射的に手を引っ込めると逆に怪我をする恐れがあります。引っ込めるのではなく、少し口の奥に入れると猫も苦しくなり自然と口を離してくれるかと思います。
何度か繰り返すことで「手を噛むと苦しくなる」という意識をつけておけば「噛み癖」も治ってくることでしょう。
一番やってはいけない事がしつけのために叩く事。猫は仕返しとばかりにより噛みついてきたり、飼い主様との心が離れてしまうかもしれませんので、叩いて教えることは避けた方が良いです。
猫の去勢・避妊は今
生後6カ月~10カ月に性成熟を迎える
スプレー行為(マーキング)が始まります。スプレー好意とは家具や壁など家中至る所におしっこをかける行為です。
猫は性成熟期に入ると異性の気を惹くためにスプレー好意をし、家中自分のおしっこ臭で充満させる行為ですが、猫のおしっこは臭いが強烈。正直、我々人間にとっては迷惑な行為ですよね。。。
このスプレー行為ですが、去勢、避妊をすることで90%程の確立でスプレー行為が収まると言われていますが、完全になくなるというよりも、軽減されると思った方が正しいです。
では去勢/避妊後もスプレー行為が続く場合ですが、一定の箇所に定まっているのであれば、その場所へ粘着テープやアルミホイル等、敷く事で猫も避けるようになり、少しずつトイレに誘導する事でよりスプレー行為の頻度は減る場合があります。
他にも「スプレー防止グッズ」などを取り入れて対策されると、尿防止だけでなくフェイシャルフェロモン効果により、猫の気持ちを落ち着かせる効果もあるようですので、お困りの方は利用してみてはいかがでしょうか。
※去勢、避妊後は肥満体系になりやすくなります。
余談ですが生後5か月で去勢しました愛猫の「むむ」君、結構太ってきました。
生後6カ月の猫の食事
食事の回数:2~3回 量:70g~80g
6カ月の猫については食事の回数は2~3回程度(朝昼夜)で問題ございません。
あげる量については製品ごとに記載のある体重換算表を参考にすると良いですが、猫それぞれ太りやすい子もいますので、体つきをみて調整していきましょう。
ちなみに愛猫「むむ」君は「総合栄養食」ダイエット避妊・去勢した後の調整ケアを主にあげています。最近食べ盛りでモリモリ食べてますので、あげたくなる気持ちを抑えて少し制限してます。
猫6カ月の体重
標準体重:2.5Kg~3Kg
6カ月にもなると成猫と殆ど変わらない大きさになる。
描種によってもともとの猫の骨格が違いますので、一概に体重だけで太りすぎ、痩せすぎと判断するのは難しく、見た目と触ったときの感触で適正な状態かどうか判断します。
目安としては、背中や脇を触った時に肋骨が感じられる程度でウエストに適度なくびれている状態がベスト。肋骨が目視できるような場合ですと痩せ気味、逆に肉厚によって触っても肋骨をあまり感じない場合は脂肪が多い状態であり、太り気味と言われております。
まとめ
猫の1年の成長はとても早く、6カ月も経過すると生まれたての頃が懐かしく感じる方も多いのではないでしょうか。その頃とは比べ物にならないくらい大きく、ご飯もガツガツ食べれる姿に成長と逞しさを感じます。
噛み癖を治す時期、去勢、避妊、体重管理とまだまだ飼育することは沢山ありますが、猫の独り立ちの時期でもあります。お留守番も上手になり、成長を感じ取れる時期ですので、よくできたときは愛猫を褒めてあげることで、飼い主様との信頼も築けていけることでしょう。
猫との信頼が築けているか、猫の髭は嘘をつかない。感情の把握と能力についてこちらの記事にまとめていますので良かったらご覧ください。
生後6カ月を迎えた猫。
今まで噛みつかなかったのに、急に噛みつくようになった。
そんなお悩みを抱えている方、いらっしゃるのではないでしょうか。
噛み癖を治し方や、生後6カ月が経過した猫の成長、食事と体重、行動について解説いたします。