結論:「うなり声」と「尻尾」を見て判断しよう。
猫のじゃれ合い。
仲の良い兄弟などで見られる「じゃれ合い」ですが
どのくらいの力で噛んで良いか、どうしたら嫌がるのか。
猫同士どちらが優勢なのか上下の関係をじゃれ合う事で学んでおり
一緒に生活していく上では猫同士のじゃれ合いは大切です。
喧嘩のように見える「じゃれ合い」は止めたくなりますが手を出さないことで
力の加減(甘噛み)を学んでいます。
もくじ
猫のうなり声
猫同士のじゃれ合いは人間の「戦いごっこ」に似ています。
子供の頃、友達と戦いごっこをやる子っていますよね。
結構強い力で押し合いをしてますが、どのくらい力を入れていいものなのか学んでいると思います。
でも相手を傷つけるような言葉は発しないですよね。
相手の事を傷つけたくはなく、体を動かして発散したい!という心理が働いています。
なので猫がじゃれ合う時も同じで「唸り声」まであげる事は無いと思ってよいでしょう。
じゃれ合いをしている最中、嫌なところを噛まれたり、引っ掻かれて痛かった場合は
「じゃれ合い」から「喧嘩」に発展することがあります。
「ヴーッ!」という唸り声を出していたら怒っている証拠
じゃれ合っている時は「シャー!」や「ヴーッ」など唸り声まではあげないものです。
ですので唸り声をあげていたら本当に怒っていますので、飼い主様は止めに入った方が良いでしょう。
しかしこの時点で猫も興奮状態ですので、むやみに手を出すと噛まれてケガをする可能性があります。
では喧嘩の止め方については後述をご覧ください。
猫の尻尾の状態
怒っている時の尻尾は床をバタバタと叩くように大きく振ります。
この時は活発に動いて興奮状態です。
じゃれ合っている時も興奮状態になることもあります。一概に怒っている状況と決めつけなくても良いです。体を動かして興奮している時は尻尾を振ることもあります。
※私の愛猫のみみも興奮すると尻尾を振ってじゃれ合います。
しかし、この状態から痛い思いや嫌なことをされた時に「怒り」に変わり、「唸り声」と大きく「尻尾」を叩きはじめたら本腰のけんかをする予兆ですので止めに入った方が無難です。
尻尾の毛が逆立って腰を上げ大きく見せようとしている仕草が出たら、まさしく怒っている証拠です。どちらかがケガを負う前に止めに入りましょう。
猫の悲鳴
じゃれ合っている時に「ギャッ!」「ギャー!」という叫び声を発した時は、やられた猫が痛いと感じた時。
人間も同じですよね。遊んでいる時に「痛い」思いをしたら「楽しさ」から、「怒り」もしくは「やめたい」気持ちに変わるものです。
猫の悲鳴が聞こえた時は、やられた方の猫の状況を見て「怒り」に変わっているのか、「やめたい」気持ちに変わっているのか、様子を見て判断しましょう。
感情が「怒り」に変わった時は先ほどの通り「唸り声」や「尻尾」の状態が変わります。
「やめたい」の時は、やられた方の猫はその場から逃げようとします。
こちらの場合はそのままじゃれ合いが終われば良いのですが、たまにやった方の猫が執拗に追いかけまわしたりします。
終わる様子がなく、そんな時はやられた猫も嫌がっている様に見えますので、逃げてる猫を守るように止めてあげましょう。
そうする事でやられた猫も助かった気持ちから、飼い主様との信用と安心感が高まると思います。
猫の喧嘩対策
猫の喧嘩している時は興奮しています。
横から手を出した時に嚙まれたり、引っ掻かれて「猫ひっかき病」等の病気にかかる場合もあります。
ノミが原因で発症するものですが、屋外での生活と併用している場合は特に気を付けた方が良いでしょう。
喧嘩の止め方
喧嘩から気をそらさせること。
わざと何かを落として大きな音をたてる事で、猫たちは音に驚いて動きが止まります。
喧嘩を止めるきっかけを作り、おもっちゃで気を惹くまたはおやつを与えるのも有効です。
一旦、喧嘩が終われば、興奮状態はなくなり落ち着くかと思いますので
喧嘩を止める時はむやみに横から手をだすのではなく、音で気を反らしていく方が安全です。
爪を切っておこう
猫の爪は定期的に切りましょう。目安としては2週間に1回は切りたいところです。
どうしても喧嘩が収まらず、強引に止めなければならない場合もあります。
猫の引っ掻きは喧嘩だけでなく遊びの中で普通にありますので、ケガをしたくない人は定期的な爪切りをしましょう。
まとめ
猫のじゃれ合いと喧嘩の違いについては
「唸り声」「尻尾」を見て判断。
飼い主様がどのタイミングで入るか先を見据えて行動していけば無用なケガを負わずに済みます。
じゃれ合いの先に喧嘩があることも想定しておけばすぐ対応もできますね。
でも、生き物ですので何をやっても喧嘩が収まらない時もあります。
そのときは強制的に猫同士を放しちゃいましょう。別の部屋に落ち着くまで隔離しておけば喧嘩をすることもできません。
猫は喧嘩をした時や痛みで涙を流すことは無い言われています。
猫の涙については別記事「猫の涙を流す原因は?自分でもできる点眼と状況の確認」をご覧頂けたら幸いです。
猫の間に入って調和をしてあげることで、猫と家族がより良い絆を深めていけたら幸いです。
猫同士の喧嘩。じゃれ合っているのか本気で怒っている喧嘩なのか
見極めが難しくないですか?
本気の喧嘩の場合はケガを負う前に止めなければいけません。
ただのじゃれ合いなら手出しをしない方が無難ですし。
今回は、喧嘩とじゃれ合いの違いと止め方について
解説できればと思います。