結論:猫は感情で涙を流さない。涙が続く場合は「病気」の可能性も!
もくじ
猫が涙を流す原因と理由
人間は感情の起伏によって涙を流す事はありますが、猫は感情によって涙を流すことは無いとされております。
では猫は何故涙を流すのか。という疑問については以下のどちらかに該当します。
①目にゴミが入ったため
②目や鼻に関係する病気にかかった
では、それぞれどのように見分けるのでしょうか。
猫の涙への対策
①目にゴミが入ったため
特にご飯を食べている時は地面と顔が近づきやすく、食べている最中に小さな埃や毛が目に入りやすく、たまにご飯を食べながら泣く時があります。
これがいわゆる「そんなに美味しかったの?」と勘違いされるものです。
この場合は突発的なもので頻繁に涙を流す様子が無ければ、お湯を湿らせたコットンで目下を拭くまたは、清拭剤(せいしきざい)で点眼と目下の汚れを拭くとより清潔に保てます。
目に異物が入った場合は点眼を行うことで、症状はおさまることが多いと言われております。
■効能
点眼:結膜炎、角膜炎、結膜充血、涙腺炎、眼瞼炎、外傷性眼炎
清拭:眼下毛の汚れの清拭
■用法・用量
点眼:1日3〜6回、1回1〜3滴の範囲で点眼する。
清拭:1日1〜2回数滴を眼下毛に滴下し汚れを拭き取り、又は綿棒に滴下し眼下毛に塗布し、汚れを清拭する。
■点眼方法
目薬を差すときは正面からではなく、猫の後ろ側から抱えます。 正面から向き合うと猫が怖がる場合があります。 利き手に目薬を持ち、もう片方の手を猫のあごに添えます。 少し上を向かせて目薬を持った手の小指で上まぶたをそっと持ち上げて目薬を落とします。
②目や鼻に関する病気にかかった
突発的な物ではなく、頻繁に涙目または涙を流している状況(流涙症(りゅうるいしょう))である場合は病気の疑いが高まります。
また、ヒマラヤンやペルシャなどの短頭種(※頭蓋骨の長さに比べて鼻の長さが極端に短いさま)の場合は、涙が鼻に排出されにくく通常は鼻の方に涙が抜けて体の中でおさまるところ、まぶたから涙として溢れ出る場合があります。
恒常的に頻繁に涙を流している場合は何かしらの疾患を患っている可能性がありますので、そのままにはせず医療機関にて診て貰いましょう。
猫が涙を流すときの疑いがある病気
- 結膜炎
- 角膜炎
- 猫ウイルス性鼻気管炎
- ブドウ膜炎
- 花粉症等のアレルギー
まとめ
猫の涙については感情の起伏で流すものではない。
涙は突発性のものか、恒常的に続いているものかによって対応が変わってきます。
まずは様子を見て、できれば清拭剤で点眼を行って清潔に保つと良いですね。
清潔にしていても涙が出続けている場合は、何かしらの病気を患っている可能性が高くなりますので
その時は獣医に確り診て貰いましょう。
大切な愛猫の体に関することですので安易に考えず毎日向き合うことで、愛猫との信頼が築けていけることでしょう。
もう止められない「猫吸い」依存。あなたは大丈夫?秘められた魅力と依存レベルを検証
先日、猫にご飯をあげたときに涙を流しながら食べていて
「そんなに美味しかったの!?」と嬉しくなりました。
しかし、猫が泣いて喜ぶって正しい判断ですか?
あまり感情で泣くとは聞いたこと無いような気がするのですが。
実際のところ、「猫の涙」はどういったタイミングで出るのでしょうか。
そんな疑問に向けて解説致します。