猫が添い寝をする心理と注意点。今までしていた添い寝から卒業する理由
結論:猫との信頼ができていないとまず無理。
もくじ
猫が添い寝する気持ち
猫は安心して眠りたい
寝ている時は無防備になります。
いくら家の中とはいえ安全ではないと思われる場所では無防備にはならず寝ようとしません。
落ち着ける場所 = 親が見える場所。
子猫の時は親が近くで見守っていてくれる環境が一番安心できます。
飼い主様を親と認め安全な場所と認識できれば「飼い主様のすぐ近くで寝たい」
という気持ちの変化があります。
そうなると猫は自然と飼い主様と一緒に寝るようになるということですね。
くれぐれも嫌がっているのに強引に布団の中に入れたりすると
警戒心が高まり近くに寄って来なくなることもありますので
くれぐれも焦らず愛猫との距離を縮められると良いかと思います。
猫は暖かい場所が好き
飼い主様が寝ている布団は、お部屋の温度よりも暖かい場所です。
猫の体温は38℃前後で人間よりも1~2℃高めです。
お部屋の気温よりも布団の中はとても暖かく猫にとっても心地が良い場所ですので
特に冬の寒い季節は暖かさを求めて飼い主様お布団へ入る猫もいます。
猫との信頼を作るには
愛猫が飼い主様を「親」と認める事が前提にあります。
飼い主様を親と認めるには身の回りのお世話をしてくれる人。
毎日のご飯、トイレの掃除、毎日遊んでくれる人、たまに抱っこをしてくれて
とても心地が良い人です。
お腹が減ったらご飯を用意してくれて、毎日清潔なトイレで用を足せて
遊んでくれて幸せを与えてくれる人を親と認識します。これは人間も同じですね。
毎日の事で親がご飯を用意してくれることが当たり前と感じますが、この「あたりまえ」がとても幸せな事。毎日の育児、お世話をすることは大変な時間と労力を使います。
毎日大切な時間を注げる理由は、自分の子供はとても大切に思っているからこそできる事。
その気持ちからでる日頃の行動は子供も見ていて、言葉では表現しなくても親と認識し
安心感をもつものだと思います。
猫も同じです。ただ猫は親は一人だけという感覚ではなく、お世話をしてくれるご家族の方を親だと感じます。
ご家族で協力をして猫のお世話をすることで愛猫からもご家族の皆様を「親」と認識するかもしれません。
トイレ掃除は苦手だけど、遊ぶのは得意!という方もいらっしゃると思いますので手分けしてご家族の皆様が「親」と認識されることで、より猫も安心できるかと思います。
猫が添い寝する位置と注意点
寝る位置
猫が飼い主様と添い寝することは前提として信頼が築けています。
では寝る「位置」でそれぞれ意味合いがあります。
場所 | 意味 |
顔の近く | 子供のようにとても甘えん坊。信頼が高い。 |
胸の横 | 腕枕に近い所で寝る子はとても甘えん坊。寝相が良いかも |
足の間 | 寝ている間は邪魔されずぐっすり寝たい。 |
飼い主様が見える場所 | 独立心が高くしっかりした猫。 |
自然と飼い主様と一緒の場所で寝ている場合は、愛猫との信頼が築けている証拠です。
その子の性格によって寝る場所が変わってくるということですね。
甘えん坊な性格の猫は飼い主様とより近くに居たい気持ちから、顔が近くで見える位置で寝たい。
自立心があり大人っぽい印書の猫は、飼い主様が見えて一歩はなれた場所が一番落ち着くようです。
何れも性格によって寝る位置が変わってきますので、例えば顔の近くに来ないから
信頼が足りていないと心配する必要はないかと思います。
粗相をする
猫がお布団で粗相をする場合があります。
特に「羽毛の布団」のシャリシャリの音が猫砂の音と近く、誤って粗相をしてしまう場合があります。
一度そこで気持ちよく用を足してしまうと癖になる場合がありますので、羽毛布団で用を足してしまった場合もしくは
粗相を事前に回避するために毛布等に切り変えた方が良いかもしれません。
※個体差によってする場合もしない場合もあります。
潰さないように
布団で一緒に寝ると飼い主様の寝返りで潰してしまわないか心配ですよね。
成猫であれば身体つきもしっかりしてますので幾分か安心できますが、生後まもない場合はまだ骨も成長している段階で潰してしまうリスクもありますので
寝る時はケージに入れておくことをお勧めします。
猫をつぶさないように対策しつつ愛猫との関係が築けるとよいですね。
猫が添い寝から卒業?
一緒に寝ていた猫が、添い寝をしなくなった場合は色々と考えられる理由があります。
- 寝ている時に危険な思いをした
- ニオイが変わった
- ゆっくり寝れない
- 暑い
- 他にお気に入りの場所を見つけた
- 飼い主様に嫌なことをされた
理由は様々でやはり寝ている時は邪魔されずゆっくり寝られる場所を好みます。
先述のように飼い主様に潰されそうになった記憶であったり、飼い主様が動くたびに起こされて「ゆっくり寝れない!」と感じたら寝る場所を変える場合もあります。
また、猫はとても鼻が効きますので、お布団を丸洗いした後であったり柔軟剤を変えた時に、猫がそのニオイを嫌って布団に入らなくなる場合があります。
他にも人と同じように夏の季節はとても暑いので、そもそも布団の中に入りたくない。
他の場所で落ち着いて寝れる場所を見つけた。色んな事が想定されます。
飼い主様が同じ部屋で傍にいてくれるだけで猫は安心しますので、あたたかく見守っていて下さい。
まとめ
猫が添い寝をするには、猫と飼い主様の信用が大事
ということで猫を迎えて数日では関係を作るのは難しく、毎日のお世話や猫と遊ぶ時間をつくっていく事で飼い主様と愛猫との信頼が築けていきます。
猫との信頼については色々な行動で分かります。
別記事「猫の「あごのせ」は安心だけではない。その他の心理と理由は?」
気づけばいつも愛猫が傍に居るような状況でしたら、猫も安心して暮らしている行動かと思いますので、猫と良い距離感を以って過ごしていけると良いですね。
飼い猫と一緒に寝たい!
そんな風に思う飼い主様は多いのではないでしょうか。
私も同じ気持ちです。
愛猫が添い寝する心理と、添い寝する際の注意点
猫が添い寝から卒業する理由について解説致します。