結論:安心で幸せを感じている。ときどき頭が重い。
もくじ
猫のあごのせ:安心している
猫の「あごのせ」はとても落ち着ける、安心する気持ちから行う行動です。
しかしながら猫の「あご」は「急所」にあたりますので、信頼していない相手へ急所である「あご」をのせる事は殆どありません。
「ヘソ天」と同じく急所をさらけ出す行動には「安心」と「落ち着ける環境」が揃っていることが条件になります。もちろん猫の個体差によってはしない場合もあります。
愛猫が飼い主様へ「あごのせ」をしてきたら、それは信頼している証拠です。
飼い主様と同じ空間で過ごしている時はとても穏やかで安心できる、とても居心地が良い環境ですので、自然と「あごのせ」をします。
とはいえ警戒している相手や落ち着かない場所にいる時は、急所を見せたり預ける行為(仰向けやあごをのせること)をする事はあり得ません。
ですので飼い主様に寄り添って腕や足にあごを乗せたりする「あごのせ」は、とても穏やかで安心できる行動の表れです。
猫のあごのせ:甘えたい
とても安心している環境で過ごしており、飼い主様を母親のように甘えている行動です。
子猫の時に母親のお腹にあごをのっけて甘えていた記憶を思い出して、飼い主様を「親」として慕って甘えているのです。
野良猫の場合に於いてはある程度育つと親離れをしますが、飼い猫は「親」が一緒に見守ってくれます。
愛猫にとって甘えられる「親」がいることは、とても幸せと感じている事でしょう。
ということで愛猫が「あごのせ」をしてきたら、「甘えたい」という気持ちも含まれていますので
少し時間を拘束されますが、時間をつくって一緒にブラッシング等もしてあげると、猫も喜ぶことでしょう。
猫のあごのせ:縄張りの確保
「あご」はフェロモン(ニオイ)を分泌する部分。
猫は自分のニオイを付けることで自分の縄張り、テリトリーを作る動物です。
ですので自分のニオイをつけて、安心できる場所を増やしています。
飼い主様の洋服は洗うたびにニオイも消えてしまいますので、「あご」を乗せて自分のニオイをつけています。
これは、おでこやほほをスリスリする行動と同じですね。
より安心できる自分の縄張り、家を作っています。
猫のあごのせ:楽なのよ
猫の体は4本足で立っていますので、横から見ると頭が出ている状態。
頭がでているということは肩の部分で頭を支えています。
試しに猫と同じように四つん這いで頭を前に出していたら、人間でも疲れますよね。
猫だって疲れます。
ですので、あごを何かにのせる行為は肩への負担が軽減されて楽なのです。
しかし「楽」というだけで急所である「あご」を、信用していない人にのせるという事はしません。
もし腕や足等に「あごのせ」をしてきたら、飼い主様との信頼ができている証拠ということですね。
猫のあごのせ:まとめ
猫の「あごのせ」は信頼している人にしかしない行動。
猫の気持ちとしては「安心感」「甘えたい」「縄張りの確保」「楽」というところから「あごのせ」をします。
愛猫が傍にきて「あごのせ」をしてきたら、その愛おしい行動がとても嬉しいですよね。
※少なくとも私は嬉しいです。(長い時間は疲れる事もありますけど・・・。)
というわけで、猫の「あごのせ」は飼い主様との信頼が構築できている一つの愛情表現です。
引き続き愛猫との良い関係を継続していきましょう。
家の猫、私の足や腕に「あご」をのせてくることがあります。
とても安心している様子で微笑ましいのですが、そもそも何故あごをのせてくるのでしょう?
この「あごのせ」をする猫の心理と理由について詳しく知りたい!
そんな疑問に向けて解説致します。