もくじ
猫が求める快適な住まいとは
邪魔されない安全な場所があるお家
邪魔されない場所ってどんな場所?
ということで、猫が住みやすい環境を考えてみよう。
飼い主様が考える事は
少し前までは、外を歩けば猫が行き交っていましたよね。
室内での飼育が推奨された現在では、外で猫を見かけることも少なくなりました。
猫にとって、室内での飼育は安全で住みやすい環境なのは言うまでもなく、圧倒的に落ち着けて誰からも攻撃されず、安心できる環境です。
外での生活を強いられている猫の場合、猫同士の喧嘩による傷口からウィルスが体内に入り、様々な病にかかる。
車との衝突事故に遭ってしまい、突然命を落とすなんてこともあります。
室内で飼われることでその危険性が排除され、猫の寿命も年々伸びていますね。
猫にとって室内が良い環境となっている事は間違いないのですが、行動範囲の点をみてみると、外も自由に行き来できる猫の場合、家から直径で約500メートルほどのなわばりの中を自由気ままに巡回しています。
しかし、室内の場合はなわばりも家の中だけ。比較すると行動範囲はどうしても狭まりますよね。
その行動できる範囲が少ないなかで、どうすれば愛猫が過ごし易い環境が作れるのか、考える事が飼い主様にとって必要です。
快適な住まいが健康を守る
猫は比較的「その空間」に順応しやすい生き物なんですよね。
限られた空間の中で、できるだけ過ごし易く暮らせるように、くつろげる場所を見つける猫。
夏は風通しの良い場所、冬は暖かい場所でゴロンします。
とはいえ、環境に順応しやすい猫でも、今よりももっと住まいの改善をすることで、猫にとって過ごし易い家になるかもしれません。外出できない分、できるだけストレスがかからない、過ごし易いお家にしたいですよね。
過ごし易い家 = 猫の健康を守る
ということで、過ごし易い家に変えていこう。
猫が過ごし易い室内の工夫
- 隠れ場所
誰にも邪魔されない場所が欲しい!人に慣れている猫でも一人になりたいタイミングはあるもの。
どこか隠れられる場所があれば猫も安心しますね。ひっそりと単独で落ち着きたい時もある。
クローゼットを開けておくのも一つの手です。
- 見張り場
高い所から全体が見渡せる場所が好き。みんなの行動が見れる上に、直ぐ捕まらなくて安全が保たれる場所が大好き。なので、室内に高い場所を作ってあげよう。
- 目出し窓
外の景色をみながら陽が指してのんびりできる場所が好き。外の緑が見えて行きかう人々、変化を感じたり、時には野鳥が飛んできて興奮したり。猫は外を眺める事が大好きな生き物。
- 上下運動
家の中だけでは十分な運動ができず肥満になりやすいもの。猫は横の動きよりも、上り下り、上下運動を意識すると、より良いとされています。なので、足場をつくって上り下りできる環境があると良いですね。階段も一つの運動場所になりますので、問題なければ開放しましょう。
高い場所や場を作ってあげることが猫にとって最適
十分なスペースを確保できない時は、段差のある家具、アイテムを用意して垂直運動を増やそう。
あると嬉しいアイテム
キャットタワー
現在はキャットタワーの種類は豊富。
上り下りができるキャットタワーは手軽に運動不足の解消が図れるもの。運動だけでなくツメとぎ場や、猫の好奇心をくすぐるおもちゃが付いていることもあり、とても便利ですね。
お家に足場が多く、運動できる場所があれば特別に用意する必要はありませんが、運動不足が心配な方は利用したいアイテムですね。
キャットステップ
壁に足場を取り付けて、上下運動を増やしましょう。お部屋の至る場所に設置をすることで、家全体が人と猫が同じ空間で自然に生活しているかのように映ります。猫が伸び伸びと、過ごし易いお部屋に変えたい方へおすすめのアイテムです。
賃貸等で壁に穴が開けられない!そもそも壁に穴を開けたくない!という人はディアウォールを活用すれば大丈夫。
ディアウォール
ツーバイフォーと呼ばれる規格の角材に合わせて作られており、天井と地面との設置面に被せてつかいます。中にバネが入っており伸び縮みすることで、壁と角材を固定。
角材の部分にキャットステップを取り付け、使用します。
<取付イメージ>
天井と床との設置面にある白い箱のようなものが「ディアウォール」です。
ちなみにこちらの柵はDIYしました。興味がある方はご覧ください。「【DIY】猫脱走防止扉を作ってみよう!DIY初心者な私でも完成しました。」
爪とぎステップ
爪とぎ付きの踏み台。
置いておくだけで運動と爪とぎ、両面で活躍。一石二鳥の便利グッズ。
キャットトンネル
運動の促進を図るグッズ。
おもわずトンネルの中に飛び込みたくなるような、猫の好奇心をくすぐるグッズ。
まとめ
猫の快適な住まいとは
- 隠れる場所
- 高い場所
- 外が見れる場所
- 運動ができる場所
この四つの点を考えてお部屋作りをすれば、より猫にとって落ち着ける、とても住みやすいお家になること間違いなし!
ということで、飼い主様のちょっとした工夫を取り入れて、人と猫が落ち着ける、住みやすいお家にしていきましょう!
では、またね。
家は2匹の猫と暮らしています。
家の中って狭くて窮屈?猫にとって住みやすい環境なのか今一度考えてみました。
一緒に住む大切な猫ですから、過ごし易い環境を作ってあげたいですよね。