もくじ
猫の毛の仕組み
猫って毛が生え変わる時期、換毛期(かんもうき)があります。
換毛期は年に2回。3月頃と11月頃から
換毛期は2回が一般的といわれてますが一概に全ての猫に該当せず、特に外猫に多い。
気温の変化が影響しているんだね。
室内猫の場合は外に比べて気温の変化が少ないですよね。
夏場は涼しくしますし、冬場は温かくします。
猫って実は気温の変化にあわせて毛皮をお着替えしているんです!
なので何となく暑くなってきたな。人間で言うとそろそろ半袖にしようかな?みたいなものです。
ちなみに愛猫(完全室内)は夏前、5~6月になると猫の毛がごっそり抜けてますよ。
毎日のブラッシングが大変な時期です( ;∀;)
※グルーミングで毛を飲み込んでしまうので注意
ということから、冬場の暖かいコートのようなモフモフ毛皮から、夏バージョンのスッキリした毛に変わるということ。
毛が沢山抜けて、コートからTシャツに着替えれば
「あれ?なんか痩せたように見えるけど大丈夫なのかな」
こんな風に感じるものですが、猫の毛の仕組みを知っておけば安心ですね。
猫の毛の役目
- 衝撃耐性アップ
猫は良く走り、何かと障害物に当たります。
他にも猫同士の喧嘩で爪のひっかきから体を守ってくれます
- UVカット・防水機能付き
皮脂によって毛の乾燥であったり、紫外線から肌を守ります。
- お着替えによる保温・断熱
冬はコートのようなモフモフの毛を纏って寒さ対策
夏場はTシャツのように薄着。短い毛で整えて暑さ対策をします。
猫の毛の構造
猫の毛は大きく分けて2種類
オーバーコート
アンダーコート
オーバーコートの特徴 | ①主毛と呼ばれ、外側の鎧のように覆う毛 ②外傷から身を守る役割 ③固くて長い毛の構造 ④防水、紫外線カットの機能 ⑤一つの毛穴から1~6本ずつ生えている |
アンダーコートの特徴 | ①副毛と呼ばれ、柔らかく肌着のような役割 ②密度が濃く体温を調節する ③換毛期に良く抜ける ④一つの毛穴から複数本まとまって生えている |
オーバーコートは表面にある、外傷から守る鎧のような役割
アンダーコートで体温調節をおこなっているもの。
秋口から始まる換毛期を迎えると、アンダーコートが沢山増えて、丸みを帯びたモコモコに。
そして春先の換毛期を迎えると、ごそっとアンダーコートが抜け始めます。
このために丸みがなくなりシャープに。
あれ?こんなに痩せてたっけ??
こういった印象に映ります。
猫の毛の役割、換毛期の事を事前に知っておけば、痩せたように見えても安心ですね。
猫の夏バテ?
夏場は暑くて人も猫もぐったり。
少しでも涼しく床がひんやりとする廊下や、陽が入らない場所でだらーんと寝ている姿をよく見かけます。
そんな暑い夏を過ごす時の猫の主な特徴として
- 食欲が減る
- 運動量が減る
人の場合でも暑い時って、食欲が減ったりしませんか?
猫も同じで、いつもよりも若干食欲が下がります。
愛猫もガツガツ食べてたご飯ですが、夏場はゆっくりちょこちょこ食いになりますよ。
時には残すこともあります。
が、全く食べない、殆ど口にしない、お腹が減っていれば食べる。という事でしたら
夏の暑さで食欲が下がったかな?くらいに思っても大丈夫です。
- 下痢
- 嘔吐
- ご飯を全く食べない
お腹が減っているはずなのに、全く口にしない。
どこか具合悪そうで嘔吐、下痢をした。
このような症状がでていたら、一度、動物病院で診て貰いましょう。
夏バテしやすい猫の種類
いわゆる長毛種は、一本一本の毛が長い分暑いです。
人の場合でも長髪より短髪、髪を結んだ方が涼しかったりしますよね。
<代表的な長毛種の猫>
- ペルシャ猫
「猫の王様」と呼ばれるペルシャ猫ですが、毛がながく鼻が低い。呼吸がし辛く暑さには弱いタイプ
- メインクーン
がっしりとした骨格と大柄な身体が特徴的な猫。もともと寒い地域の猫で暑さには弱い。
- ノルウェージャンフォレストキャット
「森の要請」と呼ばれる猫。メインクーンと同じく寒さには強いですが暑さに弱い。
- スコティッシュフォールド
日本でも「スコ」の愛称でかなり人気がありますよね。毛のボリュームが多い為、熱をため込みやすく熱中症などの対策が必要。
猫の夏バテ対策
室温を調節しよう
猫が快適な温度は26~28℃、湿度は50~60%が理想
人から見ると、少し暑いかな?くらいに感じる温度が猫にとっては快適な温度
ということで、夏場を凌ぐ猫のための対策
- エアコンを付ける
- 遮光カーテンで直射日光を遮る
- 水飲み場を増やす
- ペット用の夏用マットで快適に
エアコンを嫌う猫もいますよね。
そんな時には夏対策用のペット用ひんやりマット、猫鍋(アルミ)などで対策すると愛猫も喜びますね。
ちなみに愛猫は夏場は猫鍋(アルミ)がお気に入り。※冬は全くと言っていいほど入りませんが。
まとめ
痩せたように見える理由と夏バテ
夏前には換毛期を迎えて毛が抜けるから、痩せて見えるもの。
猫も夏の暑さにはかなわない。食欲も下がり気味になるので、理解しておく。
全く食べない、具合が悪い時は獣医さんに診て貰おう。
愛猫が心地よく暑い夏を少しでも快適に過ごせるように、きちんと室内温度や対策をしてあげたいですね。
他にも猫の環境を整えるために
【DIY】増設キャットウォークと宇宙カプセルを設置。猫が喜ぶ部屋を目指して奮闘中
それでは素晴らしいキャットライフをお過ごしください。 では またね。
猫の毛、モフモフで最高な触り心地に撫でたくなりますよね。
だけど、猫の毛は抜け毛が凄いんです・・・。飼い主様を悩ます猫の抜け毛。
抜け毛が多いと
あれ?こんなに痩せてたっけな。
そんな風に思う事も実はあたりまえだったのです。