猫が快適な温度、湿度を保とう。
冬の快適な温度は(20度~23度)、湿度(40%~60%)
もくじ
猫は本当に寒さに弱いの?
猫の先祖を辿ると「リビヤマネコ」北アフリカの砂漠地帯、暑い国から生息したと言われております。ですので、元からあまり寒さには強くはない動物と言えるでしょう。
とはいえ描種によって寒さの耐性に違いはあります。
長毛種
長毛種の猫は、短毛種の猫に比べると寒さに強いです。
長毛種の猫として代表的な「ペルシャ猫」は体に長くて沢山の毛を纏っておりますので、冷気からは当然身を守ります。とても暖かそうですよね。
ですので、その子の性格にもよりますが短毛種よりも冬には強い傾向と言えます。
短毛種
短毛種の猫は長毛種に比べ、体を覆う毛が少ないため冷気が直接体にあたり、寒さを感じます。
人間も同じですが、寒い日に薄着であれば当然寒いと感じます。その状況と同じです。
では服を着させれば?と思いがちですが、猫は服を着ることに対し「デメリット」が多いです。
服を着ることのデメリットとしては「毛づくろいができない!」
猫は毛づくろいをすることで、体を綺麗にして気分を落ち着かせていますので、安易に洋服を着させるとストレスが増え、別の問題を発症する可能性がありますので、その子の性格をよく見てご判断した方がよいと思います。
猫の汗腺は肉球と鼻
人間の体温調節は「汗をかくこと」ですが、猫は殆ど汗をかきません。
猫の汗腺は手足の肉球と鼻のみ。人間のように体温調整ができない分、暑いときは口から息を「ハァハァ」と息を吐くことで調節してます。
ですので暑い時は、猫の呼吸を見ること。
寒い時は毛布の中から出てこない。暖房器具の近くから離れない。といった行動が見受けられますので、よく観察して暖房器具等で部屋の温度を調節してあげると良いでしょう。
猫の快適な温度と湿度
猫の快適な温度は「20度~28度」
そのうち夏は「26度~28度」、冬は「20度~23度」が適温とされております。
湿度は「40%~60%」に保つのがベスト。
猫を室内で飼われている方は、上記を目安に室内の温度、湿度を調整すると、猫も過ごしやすいかもしれません。
適正の設定になっているか一度確認してみると良いでしょう。
猫の暖かい場所を作ってあげよう
ヒーターやコタツ等を用いて温かい場所を作ってあげましょう。
ですが油断は禁物。「低温火傷」にはくれぐれもお気を付けください。
ヒーターだけでなく、例えば冬場はソファーカバーや寝床を「モフモフタイプ」で暖かい生地に変えてあげると猫も喜ぶのではないでしょうか。
ちなみに我が家も寒い冬の時期は、ソファーのカバーを「モコモコタイプ」に変えてます。
愛猫は気持ちよさそうにゴロゴロしてますので、一つの案として参考にしてみて下さい。
冬の季節は猫の「低温火傷」に注意
冬はコタツやファンヒーター、ストーブ等を使用することが多くなりますよね。
猫も温かい場所が大好き。「猫はコタツで丸くなる」と童話でもありますがその通りで
寒い冬は暖かい場所を求めてきますが、気を付けなければいけないのが「低温火傷」油断禁物です。
「低温火傷」は気づきにくいことが特徴です。愛猫がずっと同じ場所を舐めていたり、飼い主様が「その場所」を触ると嫌がる、痛がったり逃げたり異変を感じたら、もしかすると低温火傷を発症している可能性があります。
皮膚の色が変色する前に行動。早めにお近くの獣医に診てもらいましょう。
猫は水を飲んでますか?トイレに行ってますか?
寒い季節、室温が寒い、トイレが寒い場所にあると、猫は極力「トイレは寒いから行きたくない!」という感情を抱き、トイレを我慢しすぎて最悪の場合は病気を患う可能性があります。
人間も同じですよね。寒いところには極力行きたくない。コタツから動きたくない、出たくない!という方、多いのではないでしょうか。私も同じです。
猫も同じく暖かい場所に居たいので、もしお水やおトイレに行ってないな。と感じたら、なるべく温度差がない環境に移動してあげると良いかもしれません。
まとめ
猫にとって寒い冬は「四季」の中でも一番過ごしにくい季節。
寒い冬を乗り切るために、体を温められる毛布を置いたり、トイレの場所を温かい場所へ変えてみたり、猫の気持ちに寄りそってあげることで、愛猫も過ごしやすくずっとこのお家に居たい!と幸せを感じれると思います。
猫にも飼い主様にもお互いに過ごしやすい環境を作って、愛猫と良好な関係を築いていけたら良いですね。
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よかったらご覧ください。
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